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【在校生と保護者の皆さまへ】芸術学部長からのメッセージ

  • NEWS 2020.05.28

在校生と保護者の皆さまへ

新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた多くの方々に哀悼の意を表するとともに,ご遺族の方には心よりお悔やみを申し上げます。そして,感染症に携わる多くの医療関係者の方々に対し,心より敬意を表しエールを送ります。

5月25日,新型コロナウイルス感染症拡大に伴う政府の緊急事態宣言が全国で解除されました。芸術学部は,5月中の入構を認めてはいませんが,日本大学が,政府の方針を踏まえて6月1日以降の学生のキャンパスへの入構と,前学期の授業実施に向けて示したガイドラインに基づき,学部は独自の運用を段階的に実施していく方針です。原則,前学期は海外や地方から首都圏に移動する必要がないよう,オンライン授業を継続することに変わりはありません。

これまでの努力が水の泡にならないよう,キャンパスへの入構者数の調整や入構を認める者への事前通知,またキャンパスの出入口と授業における対策,共有施設の衛生・清掃の強化等,感染症拡大防止対策には十分時間をかけながら,徐々に入構を認めていく計画です。この具体的な実施については,5月30日の学部ホームページで内容を確認してください。

5月11日から,オンライン授業や様々な対応に取り組んでいますが,最も大切にしていることは,学生及び教職員の健康と安心安全なキャンパス環境です。実習・対面授業を大切にしている芸術学部にとって,すべてをオンライン授業に切り替えることは,苦渋の決断でありチャレンジでした。それ以上に,1年次生は入学式もなく,教室での受講の機会が今だにないことや,卒業研究・制作の指導等に不利益が生じないことに,とにかく十分配慮した段階的な入構方法を検討しています。

感染者の数値が減ったように見えても,街にはウイルスは存在しています。そのウイルスと共存しながら,感染しない,感染させない安全な環境と新しい発想の学修環境をつくりだすことが我々の使命です。この「新たな日常」のために,緊急事態宣言が解除されても,思いやりのある感染防止を常に念頭においた行動を,引き続きお願いします。
STAY SAFE!

令和2年5月28日

日本大学芸術学部長
日本大学大学院芸術学研究科長
木 村 政 司