作曲・理論コース

音楽の根幹を身につけてこそ、新しい音の領域へ踏み込むことができる。作曲コースではこうした考えのもと、一、二年では作曲の基礎ともいえる古典音楽等を通して古典的技法の理論と実習を勉強。

音楽と人との関わりや作曲の本質などを探っていきます。作曲の基礎技術を育成したあとは、現代的技法の習得へ。西洋音楽はもちろん声明、雅楽をはじめとする日本古来の伝統音楽などさまざまな音楽にふれながら、創作への理解を深めていきます。作曲の実技指導はすべてマン・ツー・マン。学生ひとりひとりの個性や感性をのびやかに育むことを目的に、各教授が個人個人の趣味や趣向を尊重した指導を行っています。クラシックやポピュラー、ジャズ等、さまざまな分野における作曲の技法が学べるキャパシティの広さも魅力のひとつ。現代音楽のひとつともいえるコンピュータ・ミュージックなどにふれる機会も用意しています。       

理論(楽理)コースは、音楽理論ににのっとって作品研究や楽曲分析、原典購読などを通して体系的に音楽理論を学習。西洋の中世から現代までのさまざまなジャンルを始めとして、民族音楽、日本の伝統音楽まで。幅広い音楽を研究対象としています。さらに、音楽美学、音楽心理学の領域に足を踏み入れてもいいでしょう。音楽を科学的な視点から見据えるその内容は、音の新しい扉を開く分野としてさまざまな方面から注目されています。

音楽教育コース

「人間は生きている証として、生涯にわたって学習する」との発想にたち、生涯学習の一環としての音楽教育の活性化が叫ばれています。まさに人の誕生から熟年に至るまで、個々の発達や年代に応じて学習する場や情報の提供が必要なのです。そうした背景のなか、学校の音楽の授業にも、生涯学習を視野に入れた発想の転換が求められています。音楽教育コースでは、このような社会の変化に対応し、生涯学習社会にふさわしい音楽教育のあり方に取り組んでいます。また、さまざまな講義の他、ピアノや声楽、弦管打楽などの演奏実技を幅広く習得し、音楽教育の活性化を推進しています。学校における音楽教育のみならず、ピアノ教育や音楽治療など広く音楽教育の研究へ。

新しい視野に立って音楽教育を学び、新しい音楽のあり方をともに考え、実践したい人に最適なコースです。

声楽コース

よいトレーナーとよい環境があってはじめて、声楽家としての成長がある。声楽コースではこうしたポリシーのもと、第一線で活躍する講師陣を揃え、単科大学に優るとも劣らない本格的な教育を行っています。

その基本となるのはベル・カント唱法。実践に即した教育により、声楽家として通用する実力の育成に努めています。一年次では、声楽実技などの履修を通して人体のメカニズムを学習しながら、声楽の基礎ともいえる呼吸や共鳴法などをマスター。歌曲やオペラ・アリアなどの独唱法を学ぶとともに、合唱法を育成するのも本コースの特徴です。オペラでは伝統的なイタリアとドイツ・オペラ、さらには現代作品にまで幅を広げ、それぞれを深く学んでいきます。また、日本歌曲を重視し、その研究にも力を尽くしています。

ピアノコース

長年ピアノのレッスンを続けてきた学生たちがさらに高度な技術を養うためには、何よりもまず、自らの技術を見直すことが大切です。ピアノコースでは個人レッスンに十分な時間を取り、個々の姿勢や椅子の高さ、位置、座り方に至るまで細やかにチェックするとともに、入学までの学習内容および習得状況を把握。ひとりひとりの志望や状況に合わせた基礎教育を行っています。

二年次からは、基礎的な訓練を重ねながら新たな分野へ。より高度なロマン派の作品あるいは近代の作品を習得するために必要な表現力や表現技術を育成。また、ペダリング等の表現方法も学びます。

演奏家、伴奏者、指導者などピアノを生かす道はさまざま。本コースは徹底したマン・ツー・マン教育により、各自の志望と能力を大切に育んでいきます。

弦管打コース

独奏、室内楽、管弦楽、吹奏楽などのさまざまな演奏形態への対応が求められる弦管打楽コースでは、各分野とも演奏の実践教育を中心に、少人数制による徹底した演奏家養成教育を行っています。

指導にあたるのは、世界各国で開かれるコンクールで審査員を努めたり、あるいは日本を代表するオーケストラの首席演奏者など一流の講師陣。現場での体験を生かした実践的な指導により、演奏家としての高度な実力と実践力を養えます。年1回行われる定期演奏会での木管アンサンブルや金管アンサンブル、打楽器アンサンブル、弦楽合奏、ウィンドオーケストラの演奏会など発表の場もさまざま。また声楽コースにおけるオペラ公演でも本コースの学生がその腕前を披露し、喝采を浴びています。

 

情報音楽コースーーーー>紹介ページへ

情報化社会の発展により、日常生活における音楽の楽しみかたも変容しつつあります。情報音楽コースでは、創作、演奏、鑑賞という従来の音楽のありかたに最先端のテクノロジーや考え方を導入して、人と音楽の関わり方を拡大しています。例えば、バーチャルリアリティでの楽器制作、アルゴリズムによる作曲、駅や公園などの公共施設での音楽の利用、インターネット上での遠隔アンサンブルなど、現代の生活に適応したQOL(Quality of Life)の向上に、音楽と最先端のテクノロジーを導入しています。

そのために、音楽理論や作曲などの従来の音楽の学習はもとより、情報技術やデータ分析法、音響学、音響心理学などの専門領域の習得を行い、前人未踏の新たな領域にチャレンジさせます。芸術領域やエンターテインメント業界での新たな分野の人材、新たなビジネスマーケットを作り出す人材を育てています。