日本大学芸術学部
大学院芸術学研究科紹介

大学院芸術学研究科紹介

近年の芸術は、各分野がそれぞれ深化し、より高度な専門性が要求されるようになってきています。同時に、各分野のクロスオーバーする部分も大きくなるとともに、これまでの芸術の各領域を超えてマルティプル化しています。単独の分野の研究を超えて、各分野が複雑にかかわり合うようになってきており、単独の芸術の深化をはかるだけでは十分といえない領域が多くなってきています。本研究科は、以上のような芸術の現状を視野に置きながら、芸術の理論と歴史の研究と想像力を養い、併せて専門および学際的課題を含む応用領域の研究を行うことを目的としています。
このような理念を基に、博士前期(修士)課程は昭和26年に設置した文芸学専攻に加えて、平成5年に映像芸術専攻、造形芸術専攻、音楽芸術専攻、舞台芸術専攻の4専攻を設置し、芸術の理論と高度な表現力を涵養することを主眼に構成しています。また、平成7年に開設された博士後期課程芸術専攻では、さらに自立した研究活動と高度な活動に従事するのに必要な表現能力と豊かな学識を持った人材の育成を目標としています。


文芸学専攻(博士前期課程)
literary arts

文芸学専攻は、昭和26年に設置され、半世紀あまりの間に多くの人材を送り出しています。文芸学専攻は、芸術学や芸術哲学を基礎とし、文学や文芸理論の研究、文芸作品の研究、作家研究を中心としたカリキュラムが組まれているのが特徴です。さらに、ジャーナリズムやコミュニケーションを対象とした研究・教育を行うとともに、創作および創作研究も取り入れていることは、他の文学専攻と異なった特徴のひとつです。

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映像芸術専攻(博士前期課程)
image arts

今日の芸術表現および情報環境の中で、映像の持つ役割は大きくなっています。写真、映画、テレビジョンなどのメディアと、新たにビデオ、C.Gなど電子芸術の視聴覚空間は拡大してきています。

映像芸術専攻は、こうした映像のさまざまなメディアを総合化した理念でとらえようとしています。また、それぞれのメディア領域の本質は映像であるということを基調とし、人と社会をつなぐ芸術メディアとしてデザインする研究と創作活動を通じて専門的知識を追求することを目的としています。ことに映像に関しては、技術によって成立する芸術表現であると同時に、社会的機能つまり伝達特性を持つところから、科学的知識、専門的表現技術および創作研究をも重要視しています。

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造形芸術専攻(博士前期課程)
fine art and design

研究活動を通じて育まれた「知」と、「知」に支援された「感性」の両者を合わせもつ人材の育成こそが、学部課程の発展形としての博士前期課程の主たる教育目標です。より高度な専門性の涵養をめざす一方では、造形芸術専攻を構成する絵画・彫刻・版画・造形理論・及びコミュニケーション、インダストリアル、建築のデザイン各分野が、領域をこえて、創造的な交流をはかるための多様な機会も用意されています。

伝統の知恵と、情報化・国際化という時代の趨勢を、独自のテーマ設定と方法論の構築を通じ、いかにして創造の糧として取り込むか。ここに、視覚文化の優れた担い手の養成をめざす造形芸術専攻の不断の目標があります。

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音楽芸術専攻(博士前期課程)
musical arts

音楽芸術専攻は、芸術学部の各領域の歴史的な蓄積による芸術性を根幹に据えながら、音楽の持つ芸術的本質及び心理的側面を科学的に把握し、より高度な音楽的感性と技法の向上を作曲、演奏などを通じて具体的に研究します。同時に、理論的な研究を行うことを主眼として、多様化する社会的要求にも柔軟に対応できる人材を育成することを目的としています。

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舞台芸術専攻(博士前期課程)
performing arts

人間存在の内側に向けられた深い洞察から、身体を素材とする芸術表現のあらゆる分野を対象に創造の研究を行います。それは舞踊・芸能とともに演劇に求められた21世紀の新しい創造への改革使命でもあります。よりよい人間関係を育むパフォーマンス学の導入や、生涯教育などの福祉活動とアートセラピー領域への舞台芸術の援用拡充が進められています。心の内側から発見された力の表出・表現こそが新しい交流の場と感動をもたらします。そうしたことへのチャレンジを目標に創造者・研究者を育成します。

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芸術専攻(博士後期課程)
the arts

近年の芸術環境は、写真・映画と美術、映画・TVと舞台芸術、映画・TVと文芸等、異なった分野・領域の芸術が、先端的なメディア等を介在させながらクロスオーバーしており、互いに密接な関係を結んでいます。博士後期課程の専攻を1専攻とし、博士前期課程の文芸学専攻、映像芸術専攻、造形芸術専攻、音楽芸術専攻、舞台芸術専攻の5専攻を総合化したのは、そういった現代の芸術環境があってのことです。そして、それは自らの専門分野の探究を目的としながら、他分野の研究を視野に入れて、新たな創造理論を構築する場として機能しています。社会人の入学枠を設け(大学院設置基準第14条による教育方法の特例)、昼夜開講制を取り入れたことも大きな特色です。
すでに博士前期または修士課程を修了し、教育・研究機関や企業に従事しながら、より高度な芸術の専門領域について研究を継続したり、フィールドを越えて新たな芸術研究に取り組もうとする新進の研究者への門戸がここに開かれています。

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