Activity|学科の活動

  • 日藝デザイン学科×足立区立竹の塚中学校
    『足立区立竹の塚中学校ウインドウディスプレイ計画』

    日藝デザイン学科では、足立区立竹の塚中学校の校舎西側の2階と3階の窓ガラスそれぞれ80mの長さ全面に、中学校のオリジナルキャラクターである「竹坊」や足立区の「ビュー坊」などが竹林に遊んでいるような楽しいディスプレイデザインを制作しました。まず初めに、中学生の創作した原画を丁寧にキャラクターとしてリライトし、オリジナルのロゴタイプを合わせて作り、キャラクターの使用規定とバリエーションを18体創作して著作権の侵害が起きないように整備しました。その上で、1日で大量の窓ガラスにキャラクターや竹のシートを貼るイベントを計画。当日は中学生や教員、父母、地域の皆さんの総出で楽しい作業+美しい仕上がりのウインドウディスプレイが完成しました。企画の段階〜中学生や地域へのプレゼン〜作品の制作〜業者さんとの細かい打ち合わせ〜当日設営までの細かい計画など、何回も中学校に足を運び、電車からよく見える角度や色彩を測定して準備に半年をかけて完成しました。完成作は区長も直々に見学しにきたり、足立読売などメディアにも大きく取り上げられました。

  • 日藝デザイン学科×練馬区都市農業調整課
    『ねりマルシェ ショッピングバックデザイン計画』

    練馬区では2019年秋に世界都市農業サミットを全世界で初めて開催します。その大イベントの前年に当たる2018年のプレイベントの一つである「ねりマルシェ」を開催するにあたって、当日来場した先着3000名に無償で配布するショッピングバックのデザインを日藝デザイン学科が依頼されました。都市農業という特徴を知り、実際の農家さんがどのような問題を抱えているのか、どのようなデザインを希望しているのか、などの実地オブザベーションに数ヶ月かけて、学内での2回のプレゼンテーションを経て、農家代表者や区役所担当者など十数名の前でコンセプトや展開などの映像を交えた最終プレゼンテーションを行いました。最終的には一案に決定し、早速実物の制作に入り、2018年10月中旬に納品、デザイン採用者の表彰などがありました。どの作品も皆力作で、日藝生のセンスやプレゼンの巧さに皆様から感嘆と賞賛の声が集まりました。

  • 日藝デザイン学科×株式会社ナガシマ化学工業所
    『車載オーディオ&エアコン操作システムのデザイン開発』

    カーオーディオ等の自動車部品プラスチック成形を通じて豊かな車社会づくりに貢献してきた企業との産学連携研究です。IT技術の進化に伴い、車載オーディオ機器操作もタッチパネル方式が導入されて来ていますが、運転走行時の視線移動やインタラクションに於ける操作時間(段階的な認識、選択、決定、操作)は運転者により大きく異なり安全性については不確かです。本研究では、運転中の安全性を損なわず、段階を経ること無く求める機能を直接操作する、新たな可能性にチャレンジしました。数多くのスケッチ・ラフモデル・ラフレンダリング等の可視化を経て、学生達が最終デザイン案をプレゼンテーションし好評を博しました。

ベーシックデザインワークショップ
授業のねらい

デザイン分野(ベーシック・グラフィック・メディア・インダストリアル・プロダクト・アーキテクチャー等)の異なる専門領域の教員による複合授業。3クラスに分け2人の教員が一組となり複合テーマを4週に渡って指導します。

自然の原理・法則や人の生活、行為等からテーマを設定しデザイン行為(発見・発想・表現・制作・伝達)を行い、多様なデザインの可能性を知る事を目的としています。

担当教員
  • 肥田 不二夫(インダストリアル・プロダクト)
  • 森 香織(ベーシック)
  • 長瀬 浩明(インダストリアル・感性工学)
  • 笠井 則幸(グラフィック)
  • 石田 純之助(スペース・アーキテクチャー)
  • 布目 幹人(広告)
フィールドデザインワークショップ
授業のねらい

デザインの基礎となる物から空間までの様々なスケール感と表現力を身につけるため、商品開発~建築提案~環境演出へと段階的な制作を通して学びます。

デザインの魅力と可能性を探り、得意とする分野や領域を見出し、将来の社会活動がどのような方向かを見定めます。

担当教員
  • 桑原 淳司(スペース・アーキテクチャー)
  • 木村 政司(ビジュアル・サイエンスイラストレーション)
  • 熊谷 廣己(アーキテクチャー)
  • 佐藤 徹(プロダクト・インダストリアル)
ウインドウディスプレイ
授業のねらい

デザイン学科の学生たちが、大活躍した銀座スペースデザインコンペティションの内容を受け継いだ授業である。銀座和光のショーウインドウを学生がデザインし、その実現を目指し、<学生時代の銀座デビュー>に挑戦するものである。学生たちの弾けるような笑顔と出会えるデザインプロジェクトでもある。

担当教員
  • 熊谷廣己(アーキテクチャー)