学校推薦型選抜(附属高等学校等) で受験
当時を振り返り,日本大学芸術学部へ入学された動機など,教えてください。
高校時代、写真部に入ったことがきっかけで、それまで触れたことがなかったカメラに興味を持つようになりました。
もともと、中学生の頃からサッカー観戦が好きだったので、入部してからは、母校のサッカー部の試合をよく撮影していました。プレー中の真剣な表情や空気感を写真として残せることにやりがいを感じ、大好きなサッカーを写真で伝える仕事がしたいと思うようになりました。
そのような思いから、写真を専門的に学び、自分の表現を深められる場所として、芸術学部写真学科への進学を決めました。

高校時代の成果物、第46回栃木高文祭写真展佳作
付属高校では入試に対してどのような指導がありましたか。
先生方からは、「とにかく過去問を繰り返し解くことが大切だ」とご指導いただきました。
また、1年次のテストは点数としては加点されませんが、出題傾向や試験の空気感に慣れるためにも気を抜かずに取り組むよう言われていました。校内・校外でテスト対策のセミナーも定期的に開催されており、先生方から積極的に参加を勧められ、私自身もほぼ毎回参加していました。
基礎学力到達度テストは、一般的な定期テストとは少し異なり、問題の出題傾向や形式にも特徴があるため、それに対応できる力を身につける事が大切だったと感じています。
進路についてはだれに相談しましたか(保護者・高校教諭など)。
主に担任の先生に相談していました。
また、父や母にも自分のやりたいことを伝え、受験に向けて沢山サポートしてもらいました。
芸術学部という専門的な学科への進学だったため、ポートフォリオ制作など初めて経験することも多くありました。その際は、美術の先生や写真部の先生に作品を見ていただき、アドバイスを頂きました。
専門試験はどのような内容でしたか。またどのような点が困難でしたか。
試験は、ポートフォリオ・小論文・面接の3つでした。
面接では、自分で制作したポートフォリオを面接官の先生方に見ていただきながら、どのような思いで制作したのかなどについて質問を受け、それに答える形式でした。
当時は写真の知識がほとんどなく、ポートフォリオ制作も初めてだったため、何をどのように作れば良いのかわからず苦労しました。しかし、昔から工作することが好きだったので、自分らしさを表現できるよう、手書きや折り紙などを取り入れながら、1ページずつ丁寧に制作しました。
また、小論文については、高校時代に定期的に行われていた小論文テストで対策をしていました。
面接練習は担任の先生方にご協力頂いた他、友人同士でも時間を見つけて質問をし合いながら練習していました。
学校推薦という性格上,高校生活においてあなたはどのような点に気をつかいましたか。
日頃の学校生活から責任をもって行動することを意識していました。
特に、課題や提出物を溜め込まず、毎日積み重ねを大切にしていました。小テストにも気を抜かず取り組み、成績を維持できるよう努力していました。放課後に学校へ残って勉強することも多く、継続して努力することを心掛けていました。
また、行事や友人との時間は全力で楽しみながらも、授業や進路に関わることには真剣に取り組むなど、メリハリを大切にしました。
付属高校という環境だったこともあり、先生方や先輩方から大学についてお話を聞く機会も多くあり、積極的に周囲の方と関わることで、進路についての情報を集め、自分の将来について考えるようになりました。

高校時代は書道部にも所属
付属推薦を受験しようと考えている受験生にメッセージをお願いします。
「積み重ね」が本当に大切だということを伝えたいです。
特に3年9月のテストは加点割合も大きいため重要ですが、最後だけ頑張れば大丈夫というわけではありません。2年次や3年4月のテストも気を抜かず、毎回の積み重ねを大切にして欲しいと思います。私自身、早い段階からコツコツ取り組んでいたことで、受験期にも気持ちに余裕を持つことができました。
また、ポートフォリオ制作では、「自分がどれだけ写真が好きなのか」を自分なりの表現で伝えることが大切だと思います。完成度だけではなく、自分らしさや思いを込めることで、より良い作品になると感じました。
付属高校の先生方は、日本大学への進学についてたくさんの知識を持っているので、分からないことや不安なことがあれば。ぜひ積極的に相談してみてください。
自分を信じて、最後まで頑張ってください!
現在はどのようなことを学ばれていますか。面白い授業・先生についてお聞かせください。
現在は、1年次で学んだ写真の基礎を活かしながら、様々な分野の写真表現について学んでいます。
特に刺激を受けてるのは、ポートレートの授業です。ただ人物を撮影するだけではなく、ポーズや構図にも意味が込められていることを知り、写真表現の奥深さを感じました。
また、モデルの方とのコミュニケーションを通して、その瞬間にしか見せない自然な表情や空気感を写真として残せることにも魅力を感じています。
先生方も、それぞれ重視されている表現方法が異なり、様々な視点から写真について学ぶことができます。その中で、写真と一言で言っても表現方法は無限にあるのだと実感しています。
毎月課題として出されるテーマに沿って、「どんな写真を撮ろうか」や「組写真をどう構成しようか」などと考える時間がとても楽しく、自分なりの表現を広げられていると感じています。

写真表現(ポートレート)での授業風景
高校生のうちにやっておけば良かったことがあればお聞かせください。
もっと様々な写真に挑戦しておけば良かったと感じています。
当時は、母校のサッカー部を中心に撮影して、試合の記録として写真を残すことが多く、「撮ること」を楽しんでいた一方で、写真を「表現」として深く考える機会は少なかったように思います。
大学で写真を学ぶ中で、組写真の面白さや写真を通して自分の考えや感情を表現できることに気付きました。そのため、高校生のうちからもっと色々なジャンルの写真を撮ったり、コンテストや作品制作に積極的に挑戦していれば、さらに視野を広げられたのではないかと感じています。
学生生活の中で印象に残っていることをお聞かせください。
例えば、私が受けた授業の内の1つですが、「わたし」というテーマが出題された時がありました。同じテーマでも、私は、自分の1日の流れを表現していきましたが、友人は、自分の性格を小道具を使用して表現していたり、セルフポートレートだったり、人によって撮るものや表現方法が異なり、写真表現の幅広さに驚愕しました。また、自分の作品に対して様々な意見や評価をいただけることも多く、とても刺激になっています。

東京マラソン2026、SNS公式カメラマンとして参加
これから受験を考えている高校生に,日藝をお勧めする(としたら)一言をお願いします。
日藝は「好きなことがもっと好きになる場所」だと思います。
同じ分野を学んでいても、一人一人表現方法や考え方が全く違うので、日々たくさんの刺激を受けています。また、8つの学科があるからこそ、様々な作品や価値観に触れることができ、新しい自分を見つけられる環境だと感じています。
施設や設備も充実しており、自分の「やってみたい」に挑戦しやすい環境も魅力のひとつです。
少しでも興味のある方は、ぜひオープンキャンパスや文化祭に参加してみて欲しいです。実際に足を運ぶことで、日藝ならではの空気感や学生たちの作品に触れることができると思います。最初は不安もありましたが、「今ではこの環境で学べてよかった」と感じています。
一緒に写真を撮れる日を楽しみにしています!