在校生
2024年度 写真学科入学
小野 遥香
写真学科
総合型選抜 で受験

当時を振り返り,日本大学芸術学部へ入学された動機など,教えてください。

高校では写真部に所属しており、2年生の頃には写真を専門的に学びたいと考えていました。
進学先を検討する中で、日藝は写真学科だけでなく、特色の異なる8学科があることに魅力を感じ、様々な芸術分野に触れながら写真を多角的に学びたいと考え、入学を決めました。

高校生時代の様子

なぜ総合型選抜を選んだのかお聞かせください。

できるだけ早く受験を終えて、写真制作に打ち込みたいと思ったことが大きな理由です。
また、写真への熱意や好きな気持ちを一番伝えやすい受験方法だと感じ、総合型選抜を選びました。

エントリーシートはどのような点に注意しましたか。

自分を客観的に見つめ直すため、友人や顧問の先生などに相談しながら、自分はどんな写真が好きで、何に惹かれて撮影しているのかなど、普段は感覚的に行っていることを見つめ直すところから始めました。
その上で、写真が好きなこと、写真を通してこれからどうしていきたいのかなど、とにかく熱意が伝わるよう意識しました。
エントリーシートの中で「あなたについて自由に表現してください。」という項目があり、最初は文章中心で考えていたのですが、文字だけでは伝わりにくいと感じたため、文章は一言にまとめ、普段の撮影風景や部活動の様子、自分が好きなことに全力で向き合っている姿が伝わるような写真を台紙に貼り、自分らしさが伝わるよう工夫しました。

専門試験はどのような内容でしたか。またどのような点が困難でしたか。

事前に発表されたテーマについて1000字程度で論じる小論文に加え、これまでの学びをまとめた「学びのポートフォリオ」と、自分で撮影した写真をまとめた「作品ポートフォリオ」の2冊を提出し、それぞれに対応した面接がありました。
いずれもエントリーシート通過後から1ヶ月弱で制作する必要があったため、時間の余裕がありませんでした。
限られた時間の中でレイアウトや文章、写真の見せ方を整えるのが難しく、試験直前まで悩みながら制作しました。
面接は堅苦しすぎるものではなく、提出したポートフォリオや小論文を見せながら、先生方との対話の中で自分の考えや意見を説明するような形でした。

総合型選抜は「自己アピール」が大事だと思いますが,あなたはどのような点に気をつかいましたか。

普段から友人や、街で生活している人に声をかけて撮影することが多かったので、撮影の中での対話の大切さや主体性を主にアピールしました。
ポートフォリオはどちらも先生方がその場で初めて目にするものなので、誰が見てもわかりやすいものであるよう、レイアウトや文字の大きさ、余白に気を使いました。
面接ではかなり緊張して、言いたいことを100%伝えきれなかった部分もありましたが、相手の目を見て、はっきり大きな声で話すことを意識しました。

総合型選抜を受験しようと考えている受験生にメッセージをお願いします。

エントリーシートは8月末から9月頭頃が締切なので、夏休みのうちにしっかり準備することが大切です。
また、面接ではポートフォリオについての説明があります。ただ制作するだけでなく、なぜこの写真を撮影して構成したのかなど、自分の言葉で話せることが必要になります。
この受験方式は、自分のやる気や興味のあることを明確にしていく試験でもあると思います。まずは何が好きなのか、何をやりたいのかなど、自分を知ることから始めてみてください。

エントリーシートでの自己アピール欄

現在はどのようなことを学ばれていますか。面白い授業・先生についてお聞かせください。

現在はGOTO AKI先生の、写真集やZINEの制作について学んでいます。
1・2年生の頃は課題に沿って写真をたくさんプリントしていましたが、データのまま眠っている写真が意外と多いことに気付き、写真を作品として形に残すことの大切さを実感しました。
また、クラスメイトが制作した写真集を互いに交換しながら意見を交わすことで、新しい見方が生まれるのもとても楽しいです。
さらに、編集者的な視点で写真を見る授業では、クラスメイト全員で375枚の写真を印刷してランダムに並べ、グループごとに異なる視点で再セレクトして作品にしました。
1枚1枚をじっくり観察しながら、他の誰かが撮影した写真と組み合わせ、新しい意味や流れを考えて構成していく体験は初めてで、難しいですがとても勉強になりました。
去年の写真基礎演習Ⅱでは、少しの色や階調の違いで作品の印象が大きく変わることを学びました。撮影、レタッチ、プリントを繰り返す中で、自分にとって心地よい階調や美しい色合いが少しずつわかるようになり、学びの多い1年でした。

初めてZINEを製作した時のクラスの様子

アートディレクション的観点から写真をみる授業の様子

高校生のうちにやっておけば良かったことがあればお聞かせください。

写真に限らず、様々な芸術に触れること。そして何より自分の好きなことをとことんやって、もっと様々な体験をしておけばよかったと思っています。
大学生よりも制限はありますが、高校生だからこそできることや感じられることがたくさんありました。
苦手なことを補うのも大切だと思いますが、自分の好きなことを伸ばすことで個性になり、大きな武器になると思います。
残りの高校生活を目一杯楽しんでください!

学生生活の中で印象に残っていることをお聞かせください。

日芸祭が特に印象に残っています。
写真学科では作品展示の他にも、学生有志が運営する実行委員会があり、普段はあまり話す機会のない先輩や後輩、さらに一般のお客さんとも交流することができました。自分の作品が広がっていく感覚や、写真を通して人と繋がる楽しさを実感した時間でした。
他にも、写真学科の友人同士での撮影や学外での展示、他学科の学生との作品制作など、刺激的で発見の連続です。
毎日が大好きな写真に染まっていく環境は、とても心地いいです。

2025年度日芸祭展示の様子

これから受験を考えている高校生に,日藝をお勧めする(としたら)一言をお願いします。

日藝ではさまざまな授業や活動の中で、たくさんの仲間と出会うことができます。
写真が好きな人も、表現が好きな人も、互いに認め合いながら自分らしく学べる場所だと思うので、ぜひ一緒に写真を楽しみましょう!

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