在校生
2024年度 音楽学科入学
鈴木 茉那
音楽学科 弦・管打楽コース(管打楽器)
総合型選抜 で受験

当時を振り返り,日本大学芸術学部へ入学された動機など,教えてください。

私は幼少期からピアノとドラムを習っており、中学・高校ではホルンを続けてきました。
高校入学当初は一般大学への進学を考えていましたが、部活動でソロコンクールに出場するなど音楽と向き合う中で、もっと深く音楽を学び、楽器の技術を向上させたいと思うようになりました。
また、私が専攻しているホルンでスタジオミュージシャンとして活躍されている先生に高校時代から憧れており、「この先生に師事したい」と考えていました。その先生が日本大学芸術学部で講師をされているということが、日藝を受験する大きなきっかけとなりました。

なぜ総合型選抜を選んだのかお聞かせください。

自分の強みである楽器の演奏技術を活かせる受験方式だったことが大きな理由です。
また、大学進学に向けては「受けられるチャンスはできるだけ挑戦したい」と考えていたため、総合型選抜も受験しました。
総合型選抜は学力だけではなく、これまでの活動や演奏経験、自分自身の考えを総合的に評価してもらえるため、自分らしさを伝えやすい入試方式だと感じました。

エントリーシートはどのような点に注意しましたか。

できるだけ自分の伝えたいことを最大限伝えられるよう意識しました。
また、日本語の表現や文章の構成に誤りがないよう、担任の先生や国語科の先生に何度も添削していただきながら作成しました。
さらに、自分では気づいていない長所を知るために友人にも協力してもらい、「私のアピールポイントは何だと思うか」「普段どのように見えているか」といったことを聞き、自分自身を客観的に見つめ直しました。

専門試験はどのような内容でしたか。またどのような点が困難でしたか。

専門試験は自由曲1曲の演奏と面接でした。
私は自由曲として、アーノルド作曲《ホルンのための幻想曲 Op.88》を演奏しました。この曲は無伴奏作品で、試験も無伴奏で行われます。
後から知ったのですが、試験では伴奏付きの曲を選択してもよかったそうです。私は無伴奏作品しか演奏できないと思い込んでいたため、その中でも特に難易度の高い作品を選んでしまいました。
自分の技量を上回る難しさで、本番まで演奏し切れるか不安もありましたが、毎日練習を重ねたことで大きく成長することができました。

 入試で演奏した曲の楽譜

総合型選抜は「自己アピール」が大事だと思いますが,あなたはどのような点に気をつかいましたか。

自己アピールでは、自分自身を客観的に見つめることを大切にしました。
普段は「自分の欠点だ」と思っていた部分も、見方を変えれば長所になることがあります。例えば、ひとつのことにこだわり続ける性格は、音楽に対して粘り強く取り組める強みでもあります。
自分の良いところだけを探すのではなく、自分らしさを正直に伝えることを意識しました。

総合型選抜を受験しようと考えている受験生にメッセージをお願いします。

総合型選抜は、自分自身をしっかり理解していることがとても大切な入試だと思います。
演奏技術や実績だけではなく、「なぜこの大学で学びたいのか」「将来どのような人物になりたいのか」を自分の言葉で伝えられるよう準備しておくことが重要です。
不安になることもあると思いますが、努力した時間は必ず自信につながりますので、ぜひ自分らしさを大切にして挑戦してくださ

現在はどのようなことを学ばれていますか。面白い授業・先生についてお聞かせください。

ホルンの個人レッスンに加えて、吹奏楽、オーケストラ、室内楽など幅広く学んでいます。
日藝は少人数制のため、先生方から密度の高い指導を受けることができます。また、第一線で活躍されている演奏家の先生方も多く、実践的な学びが得られることが大きな魅力です。
演奏技術だけでなく、音楽家として必要な考え方や現場での経験についても学ぶことができています。
また、日藝に入ってから、以前よりもたくさんのソロ曲をさらうようになり、レパートリーがとても増えました。

大学1、2年で取り組んだ曲の楽譜

音楽学科定期演奏会でのコンチェルト演奏の様子

高校生のうちにやっておけば良かったことがあればお聞かせください。

私は高校時代、楽器の技術的な練習に重点を置いていたため、楽典やソルフェージュの勉強が十分にできていませんでした。
大学に入ってから基礎知識の大切さを実感し、苦労する場面もありました。
音楽を学ぶうえでそれらは非常に重要なので、演奏練習だけでなく、楽典やソルフェージュにも積極的に取り組んでおくことをおすすめします。

学生生活の中で印象に残っていることをお聞かせください。

私は現在、木管五重奏のメンバーとして活動しており、学外での演奏会や学園祭など、さまざまな演奏機会に参加しています。
自分とは異なる特徴を持つ楽器と一緒に音楽を作り上げることは非常に刺激的で、多くの学びがあります。お互いの音を聴き合いながら一つの音楽を完成させていく過程は、アンサンブルならではの魅力だと感じています。

また、日藝の管弦楽団と音楽学科の定期演奏会ではコンチェルトを演奏する機会をいただきました。オーケストラとの共演は非常に貴重な経験であり、学生生活の中でも特に印象に残っています。

日々、同じように音楽を愛する仲間たちと切磋琢磨しながら、たくさんの事を学び、多くの刺激を受けて学生生活を送っています。

木管五重奏で文化祭に参加した時の様子

これから受験を考えている高校生に,日藝をお勧めする(としたら)一言をお願いします。

日藝の音楽学科は決して大きな音楽大学ではありません。しかし、その分大勢の意見に流されたりすることなく、一人ひとりが自分なりの音楽に向き合える環境があります。
周りのペースに合わせる必要はありません。練習したいときは好きなだけ練習でき、好きなだけ音楽に没頭できます。立ち止まりたい時はじっくり考えることもできます。

日藝は、自分だけの音楽を見つけ、自分のペースで成長していくことができる場所です。

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