日藝とは 日藝の特徴

一芸ではなく、日藝に秀でるということ。
この原点は芸術総合の精神。

「日藝」こと、日本大学芸術学部。私たちは、「8つのアート1つのハート」というキャッチフレーズを掲げ、芸術総合学部の特色を活かした独自の教育を実践しています。たとえば、コースや専攻、学科の枠を超え、一つの作品を合同制作するコラボレーションや、8学科すべての学生が履修できる「芸術総合講座」の実施など。それらのプログラムを通して受ける他ジャンルからの刺激が、自らの芸術に新たな色を与えてくれます。そう、この刺激こそが、日藝が他の芸術系大学と一線を画すところ。「一芸」とはひと味違う、幅と奥行きある表現力へと繋がるのです。

8つのアート1つのハート

遊び心が基本かもしれない。

  • コドモのようなココロをもつオトナ。それが日藝気質。

    日藝では、誰もが「創作」という目的を持ち、直感やイメージを「作品」「公演」といったカタチで表現しています。そんな毎日の中で最も大切なのは、表現力の素となる感性を豊かにすること。だからこそ、私たちは学科を超えたコラボレーションや芸術総合講座など、互いに影響し合える交流の場を大切にしているのです。他にも日藝には、クラブ、サークル、芸術祭など、仲間との交流の場がたくさんあります。芸術以外のことでも、どんなにバカバカしいことでも、コドモのように純粋にとことん楽しんでしまうのが日藝気質。個性的な発想の原動力になっているのです。

  • 日藝の、日藝による「日藝賞」が意味するもの。

    日藝は、その出身者に各界で活躍する著名人が多いことで知られています。特にメディアやクリエイティブの世界には日藝出身者が多く、仕事を介して同級生や先輩・後輩と偶然に出会うケースも多々あるのだとか。そんな事実に着目した私たちは、独自の企画『日藝賞』を創設しました。これは、日藝出身者の中でその年に最も活躍した人物を、在学生などの投票を踏まえて決定するというもので、芸術を志す学生にとって大きな励みになります。

    まだ形になっていない表現への衝動を、よりよいカタチで表現してほしい。そのためのフックになれば...。そんな思いから出発した、日藝自らの「遊び心」と言えます。

  • ふつうじゃない、が、ふつうです。

    ユニークな人材を育てる、ユニークな教育のナカミ

    日藝の教育における最も大きな特長は、マン・ツー・マンに近い少人数教育です。個性を大切にする私たちは、学生一人ひとりの能力・関心に応じて、きめ細かな指導をしています。講師陣は、そのほとんどが芸術各分野で活躍する一流アーティスト。つまり、「教えるのではなく、伝える」という、本来あるべき理想の芸術教育が可能になっています。

    もちろん基本は創作ですが、実技と理論のバランスを重視した独自のカリキュラムにより、広く深く、真の実力を育んでいます。一部の授業では、環境、福祉、介護といった芸術以外のジャンルも融合し、そこで創作された新しい発想の作品を社会に向けて発信しています。

    他にも、産学協同の冠講座や、インターンシップ、学科を横断した研究・教育・創作活動の成果を広く世に問う「NAP(日藝アートプロジェクト事業)」など、日藝ならではのユニークなプログラムが盛りだくさんです。

  • 「大学はどこ?」と聞かれたら...

    大学名は、日本大学。そして日藝。

    日藝の歴史は、1921年、日本大学法文学部に美学科が誕生したことに始まります。以来、実技中心の大学教育を行う国内初の芸術総合学部として、その伝統を築き上げてきました。これまでに輩出した卒業生は、約55,000人。現在、江古田キャンパスでは、8学科約4,000人の学生たちが、明日のアーティストをめざして、学業に、創作活動に、と励んでいます。

    そんな私たちが他の芸術系大学と根本的に違うのは、総合大学の一学部であるということです。日本大学は、全国に16学部を擁する日本最大の総合大学。日藝では、そうしたネットワークを活かした独自の芸術教育が可能です。たとえば、他学部の学問的成果を取り入れた新しいプログラムの導入など...。そのような特殊性を放ちながら、芸術の理想と創造の原理を追求していく。それが、私たち日本大学芸術学部の伝統であり、「日藝ブランド」の原点ともいえるのです。