キャンパス・施設紹介 附属施設

芸術研究所概要

芸術学部芸術研究所は、研究者の活発な知的創造活動の環境を整備し、研究活動と教育活動が一体となって推進できるよう支援しています。主な研究活動には、個人研究や共同研究はもとより、NAP(日藝アートプロジェクト事業)、芸術学部長指定研究などがあります。これらの研究成果は、国際シンポジウム・公開講座・公演の開催などを通じて社会還元を図っています。また、企業や公的機関などとの共同研究や委託研究を実施するなど産官学連携も図っています。

芸術学部研究費

芸術学部研究費は、研究・創作活動の活性化及び研究費の有効活用を図るため、競争原理に基づく申請主義を導入しています。この研究費は、研究者の個人の研究課題を解決するための個人研究と、より大きな課題解決のために2名以上の研究者で行う共同研究の二種類に分かれており、自由な発想に基づく研究の実施を支援しています。

NAP(日藝アートプロジェクト事業)

芸術学部が行うこの事業は、「総合的な文化・情報の学科横断的な研究・教育・創作活動の成果を、学外との連携を図りつつ、学内外に広く発信することを目的とする」ものです。専任教員の指導のもと、芸術学部の学部生や院生が参加し、また学外の方も加わり、総合的な研究や制作を行っています。NAPでは、これまでに演劇上演や博物館の企画展示、アートによる自然環境及び地域の再生、練馬区独立60周年記念提携事業のプロジェクトなどを行ってきました。直近では2018年度「『日藝の卒展-スペシャルデイズ-』フィナーレにおける総合的芸術表現の実践と検証」、2018年度・2019年度「芸術総合大学における学外からの発信-大地の芸術祭の里における芸術総合大学の在り方-」等を実施しました。 なお、このような状況下ではありますが、「芸術総合大学における学外からの 発信-大地の芸術祭の里における芸術総合大学の在り方-」につきましては、2020年も継続して実施する予定です。

芸術学部長指定研究

芸術学部長指定研究は、芸術学部の研究活動の活性化に寄与し、広く社会に研究成果を還元することを目的としています。この研究者は学科単位で行う研究・教育・創作活動等のうち、新規性若しくは独創性があり優れた研究成果が見込まれるもの、または各学科の特徴を格段に反映する研究を学部長が指定して実施するものです。直近では、2018年度「柳瀬荘アート教育プロジェクト 仮構の空間/仮像の彫刻」、「新たな身体表現の可能性を探る為の基盤実践研究~physical theaterに対する指導論・応用論の構築~」、2019年度「星と森の詩美術館アート教育プロジェクト」、「高大連携による『演劇発表に活用できる舞台空間構築ワークショップ』の研究」等を実施しました。
なお、2020年度は「柳瀬荘アート教育プロジェクト」、「『松原寛と百芸』展開催の為の研究」、「環太平洋地域の演劇実践系大学連携による包括的カリキュラム研究」等を実施する予定です。

科学研究費助成事業

科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)は人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対して助成されるものです。

文化庁「大学から文化力」-大学からの文化力発信プロジェクト-

このプロジェクトは、大学が取り組む地域に開かれた文化芸術活動やその成果を公開する活動・広報活動などに広く活用し、国民や地域住民の皆様に文化に触れる機会を増やすことにより、魅力ある地域づくり・ひとづくりに積極的に生かされることを期待します。

次代の文化を創造する新進芸術家育成事業

新進芸術家等が技術を磨いていくために必要な舞台公演・展覧会などの実践の機会や、広い視野、見聞、知識を身につける場を提供するとともにその基盤整備を図り、次代を担い、世界に通用する創造性豊かな新進芸術家の育成に資することを目的としています。

大学を活用した文化芸術推進事業

多彩な芸術文化活動を支える高度な専門性を有したアートマネジメント(文化芸術経営)人材について実践的能力の向性等を含めた養成を推進するため、芸術系大学等による公演・展示等の企画・開催も含めた実践的なカリキュラムの開発・実施を支援し、開発されたカリキュラムを広く他大学等に周知・普及させることを目的としています。

終了した大型プロジェクト一覧