日藝とは 日藝賞

日藝賞

在学生、教職員などが中心となって選考する「日藝賞」は、著しく日藝の名声を高め、
その業績が社会に貢献し、芸術を志す学生に夢を与える人物に贈られています。

各界に多彩な人材を輩出していることで知られる日藝。特にメディアやクリエイティブの世界には出身者が多く、仕事を介して同級生や先輩・後輩と偶然に出会うケースも多いようです。そんな事実に着目し、校友とのつながりを深めるために創設されたのが『日藝賞』。全ての日藝出身者を対象にその年に最も活躍した人物を独自に表彰することで、出身者への敬意を表すとともに、在学生への励みとしています。まだ形になっていない表現への衝動を、よりよいカタチで表現してほしい。そのためのフックになれば…。そんな「遊び心」が現れた日藝ならではの賞なのです。

第14回 日藝賞

今年度第14回日藝賞に俳優・本郷奏多さんが選ばれました。
日藝賞は、著しく日藝の名声を高めその業績が社会に貢献し芸術を志す学生に夢を与える人物に贈られます。選考対象は、中退者も含めかつて日藝に在籍していたことのある人すべて。活躍分野は一切問いません。在校生、教職員、校友会役員などによる投票を基に決定します。
本郷さんは同時に日藝アンバサダーにも就任し学部広報にご協力いただきます。
また、後日江古田キャンパスにて受賞記念講演を実施していただく予定です。

本郷 奏多 俳優

在学中から憧れていた日藝賞。

この度いただくことができて、大変嬉しく思います。

子供の頃から芸能界に身を置き、一生役者を続けていきたいと思っていた自分にとって、そもそも大学進学をするかどうかも悩ましいところでありました。

しかし、進学を諦めたことを将来後悔したくないという思いと、クリエイティブな思考を持った同世代の友人を作りたいという思いから日藝の受験を決めました。

在学中は監督やカメラマンを目指す友人と自主製作映画を作ったり、写真学科の友人とひたすらスタジオに篭ったり、充実した日々を過ごせました。

そんな彼らもそれぞれ目指す道に進み、今では仕事現場で偶然一緒になることも多いです。

日藝へ入ったことで一生の仲間を作ることができました。自分の選択は正しかったと思います。

7年経った今でも、本当の意味で仲間と呼べるのは大学時代に共に過ごした彼らだけです。

これからもこの賞に恥じぬよう、役者として日々精進して参ります。

この度はありがとうございました。

PROFILE

1990年11月15日生まれ、宮城県出身。2013年写真学科卒業。

2002年映画『リターナー』で俳優デビュー。以降、2005年『HINOKIO』で映画初主演を務め、主演映画『テニスの王子様』(’06)や映画『NANA2』(’06)など話題作品に多数出演。その後、2011年公開の映画『GANTZ』を皮切りに『進撃の巨人』(’15)、『鋼の錬金術師』(’17)、『いぬやしき』(’18)など大ヒット漫画原作の実写映画にキーパーソンとして出演が続き、再現度の高さから注目を集めた。昨年は実写邦画ナンバーワンの大ヒットを記録した映画『キングダム』に出演した他、映画『Diner ダイナー』や主演映画『凛-りん-』、主演ドラマ『あおざくら 防衛大学校物語』等に出演。本年も日本初の実写ムービーゲーム『Death Come True』で主演を務める他、主演映画『戦国ガールと剣道ボーイ』が公開予定、さらにNHKBSプレミアム『大江戸もののけ物語』、『56年目の失恋』の出演に加え、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』では関白・近衛前久役を演じるなど活躍の幅を広げている。

【主な作品】

●映画
『キングダム』、『Diner ダイナー』、『鋼の錬金術師』、『いぬやしき』、『凛-りん-』、『進撃の巨人』、『GANTZ』
●ドラマ
『麒麟がくる』、『56年目の失恋』、『大江戸もののけ物語』、『あおざくら 防衛大学校物語』
●実写ムービーゲーム
『Death Come True』

日藝賞 歴代受賞者