日本大学芸術学部
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学部長メッセージ

芸術学部で何ができるか

日本大学芸術学部(日藝)は、2019年4月からの「全学年江古田修学」に向けて、新生江古田計画が始動しています。30年ぶりに「江古田の日藝」が戻ってきます。大学1〜4年生と大学院博士課程までの学生がすべて揃ってひとつのキャンパスに集い、学ぶことができるようになります。東京オリンピック・パラリンピックの翌年2021年(平成33年)には、日藝創設100周年を迎えます。日藝の歴史は、1921年(大正10年)日本大学法文学部に美学科が誕生したことに始まりました。創設以来、プラクティカルな大学教育を中心に国内初の芸術総合学部としてその伝統を築き、多くの人材を輩出してきました。

日藝は、これまでの100年にも増して、これからの100年をたくましく生き抜く行動力、創造力、柔軟なコミュニケーション力を養う場であらねばなりません。日藝のキャッチフレーズ「8つのアート1つのハート」は、8つの学科に集うさまざまな個性が互いに交わり、時にぶつかり合いながら感性と直感を鍛え、芸術と文化の世界に貢献する姿を象徴しています。日藝が他の芸術系大学と根本的に違う点は、全国に16学部をもつ日本大学という総合大学の一学部であるということです。こうした学部間ネットワークを活かした独自の芸術教育が可能であり、また実際に行われています。

日本大学の教育憲章には、本学の教育理念である「自主創造」を構成する「自ら学ぶ」「自ら考える」「自ら道をひらく」の3つの能力を身につけた「日本大学マインド」を有する者を育成するとあります。日藝では「自ら身につける」「自ら創造する」「自ら壁を突破する」能力を鍛錬した「日藝マインド」を有する者を育成するという文化・伝統がかなり前からあります。日藝では知識を得るだけのスタディではなく、得た知識を身につけるラーニングが基本です。考えるシンクではなく創造するクリエイティビティを重んじます。道をひらくだけではなく、問題解決のために目の前の壁を突破するブレイクスルーの繊細で大胆な感性と直感を育成してきました。これが日藝の目的と使命です。

日藝は、他学部、他学科の学問的成果を取り入れた新しいプログラムや、既成概念にとらわれることのない様々なプロジェクトの導入にも力を注いでいます。個性ある教職員の知力と推進力の元、多くの産官学連携や地域への貢献事業は、社会に貢献する姿勢と世界に挑戦する能力を育んでいきます。そして、それぞれの芸術分野で活躍する一流講師陣のきめ細かい授業や、最先端技術などを導入した新しいキャンパスが学生たちの可能性を後押します。 私たちは、学生の創作意欲の向上と飛躍が第一の使命であると考えています。そのために教職員一同はサポートを惜しみません。「芸術学部が何をしてくれるのか」ではなく、「芸術学部で何ができるか、何をするのか」といった自らの壁を突破し、世界に通じる芸術やエンターテイメントの道を極めて欲しいと心から願っています。

木村 政司
日本大学芸術学部長
日本大学大学院芸術学研究科長
木村 政司