コース紹介

6つのコースに分かれ、作曲や声楽、各種楽器の
実技やゼミをマンツーマン教育で展開。

作曲・理論コース

作曲・理論コース Composition/Theory

ひとりひとりの学生に、自分自身の創作の世界を見つけ独創的で良質な音楽を生み出していって欲しい、そんな考えのもと作曲コースでは、第一線で活躍する経験豊かな作曲家たちが、学生の個性を大切にした丁寧な指導を行なっています。クラシックの作曲技法にもとづく生楽器のための音楽だけでなく、DAWを使った作曲も推奨しています。オーケストレーションや正しい楽譜の書き方など、実践的な側面の学習にも重点を置いています。学生の作品を実際に音にしてみる機会や、他学科の学生とのコラボ(映像作品の音楽を担当)などの機会も準備されています。

理論コースでの研究の対象は、理論、作曲家、作品、楽器、歴史、文化、社会などと極めて多岐にわたります。

授業では、音楽学的研究の多様性と、それらにアプローチしていくためのさまざまな方法を、基礎から学ぶことができます。その後、各々の学生が選びとったテーマについて、その領域のスペシャリストの教員の指導のもとに研究を深め、卒業論文の作成を目指します。

西洋音楽はもちろんのこと、日本の伝統音楽や世界各地の民族音楽、あるいは、ポピュラー音楽や音楽マネージメントなどについて学ぶ機会も用意されています。和声、作曲、音楽形式、作品分析などの学習、また、ピアノや声楽などの演奏技術の習得にも力を注いでいます。

音楽教育コース

音楽教育コース Music Education

音楽教育コースでは、中学・高校の音楽科教員の養成を行っています。本コースの特徴の1つは、音楽科教員として身につけておきたい音楽療法の知識とスキルが学べることです。近年、文部科学省はインクルーシブ教育を推進しており、学校現場ではさまざまな背景をもつ生徒に対応できる音楽科教員が求められています。音楽療法の視点に基づく知識や生徒への対応力などを身につけておくことは音楽科教員として大きな強みになります。

また、日藝というユニークな環境での学びは、幅広い視野をもった音楽科教員になるためにさまざまな出会いや体験を提供してくれるでしょう。新たな発想で音楽教育の「今」を見据え、これからの時代が求める音楽科教員を養成していきます

声楽コース

声楽コース Vocal Music

声楽コースは新国立歌劇場などで主役を歌ったことのある教師陣のもと、声楽の基礎と言えるイタリア歌曲や日本歌曲からオペラのアリアまで、一対一のレッスンできちんと学べるコースです。また合唱やオペラの授業では、広いホールでの対面授業で、やはり現役の指揮者・演出家のもと、公演を実現させて来ました。衣装を着て、ステージでスポットライトを浴びる経験はなかなかできるものではありません。

また今年度からミュージカル概論も始まり、こちらも現役のミュージカル歌手や、また芸術学部の他学科の専任の先生の講義もあり、単科大学ではない魅力的な授業がたくさんあります。

卒業後は学部で学んだ音楽の知識を活かして、大学院に進学したり、オペラ団体の研究生になったり、海外に留学する人がいたり、また大学での経験を活かした一般企業に就職する人など、幅広く活躍している人がたくさんいます。

総合大学での音楽学科の声楽コースでこのように楽しく学んでみませんか?

ピアノコース

ピアノコース Piano

ピアノコースでは、一流の講師陣による丁寧なマン・ツーマン指導(個人レッスン)、そして様々なニーズに応え、必要な知識を得られる学科専門授業を通して、それぞれの学生さんの志望に寄り添い、卒業までサポートしていきます。

レッスンでは、基礎から、より高度な技術の習得に向けて、クラシック音楽のバロック、古典、ロマン、近現代の4つの時代の作品を、段階的なレパートリーのカリキュラムに基づき学んでいきます。

ピアノを生かす道は、近年多様化しています。従来の演奏家、伴奏者、指導者はもとより、自分で撮影配信を行うYouTuberや様々なジャンルの音楽やアートとのコラボレーション、それからアートマネージメントまで、多岐にわたっています。卒業後の進路は上記の音楽関係以外にも、日大ブランドで一般企業に就職する学生さんもいます。

また、本コースでは試演会での演奏による選抜コンサートや、定期演奏会、室内楽コンサート、公開レッスンなど、たくさんの舞台を経験する場が用意されています。日芸ピアノコースで是非、かけがえのない体験をしてください!

弦管打楽コース

弦管打楽コース String/Wind

独奏、室内楽、管弦楽、吹奏楽などのさまざまな演奏形態への対応が求められる弦管打楽コースでは、各分野とも演奏の実践教育を中心に、少人数制による徹底した演奏家養成教育を行っています。

指導にあたるのは、世界各国で開かれるコンクールで審査員を努めたり、あるいは日本を代表するオーケストラの首席演奏者など一流の講師陣。

現場での体験を生かした実践的な指導により、演奏家としての高度な実力と実践力を養えます。オーケストラ定期演奏会や、ウィンドオーケストラの演奏会、室内楽演奏会など、発表の場がたくさん設けられています。

情報音楽コース

情報音楽コース Information Music

情報音楽コースでは、最先端の音楽情報処理技術によって、これまでにない新たな音楽分野を開拓しています。コンピュータが日常社会に普及して、音楽表現のありかたや音楽ビジネスはここ数年大きく変容を遂げました。この状況に対応するため、情報音楽コースでは、音楽の学習とともに、音響学、音楽情報処理の徹底的な指導によって、最先端の音楽表現を可能にする人材を育成しています。国際的にも活躍する教員の指導のもと、ProToolsなどの音楽制作で広く用いられているソフトウェアはもとより、C言語、SWIFT、MaxMSP、Arduinoなど、専門的研究のためのプログラミングも授業で取り扱います。

アーティストとして国内外で活躍する卒業生、人気アーティストに楽曲を提供する作曲家、ソニーミュージックエンタテインメント、エイベックス、ユニバーサルミュージックなどのレコード会社や音楽事務所、バンダイナムコ、セガ、スクエア・エニックスなどのゲーム会社、その他にも日本テレビなどの放送業界、GoogleなどのIT業界に多くの卒業生を送り込んでいる実績があり、4年間で学んだ表現力、研究開発力、実行力を世に証明しています。音楽の未来を作りあげよう!

情報音楽コースホームページ

Activity|学科の活動

  • オペラ公演

    オペラの授業では歌唱力と表現力、舞台での立ち振る舞いの基礎を学び、その成果発表としてオペラ公演を行っています。

  • スタジオ演習

    音楽学科のスタジオ設備を使用して、機器の説明から録音方法まで、専門的に学びます。

音楽学科Q&A

  1. A1
    卒業単位の他に所定の教職課程を履修すれば中学教諭一種、高等学校教諭一種の免許が取得可能です。
  2. A2
    スタジオでの音楽制作が中心ですが、ライブやコンサートの音響技術者になるものも多数います。
  3. A3
    練習室が30室程度、ピアノが40台程度設置されています。予約制で空いている時間に音楽学科の学生は誰でも無料で利用可能です。
  4. A4
    音楽学科志望者を対象とした受験準備講習会を開催しています。高校1・2年生の参加も可能です。
  5. A5
    2019年度以降の入学者は音楽療法士(補)の受験資格は取得できません。授業は開講していますので音楽療法を学ぶことは可能です。

Recital|演奏・発表

  • 定期演奏会
  • コンチェルト定期演奏会
  • オペラ
  • 卒業論文要旨発表会
合唱
授業のねらい

音楽の基礎であるソルフェージュ、音楽学、和声などを学びながら、合唱において、音楽学科のメンバーが一同に会して一つの音楽を作り出します。自分の声が高い声なのか、低い声なのかわからない人も、仲間となら楽しく歌えます。個々の演奏を磨きながら、みんなと演奏する喜びを感じることができるのが、この合唱です。時にはア・カペラで、時にはオーケストラで歌う定期演奏会で、音楽学科が一つにまとまり一つの芸術を作り上げる楽しみが味わえます。

音楽学I
授業のねらい

幅広い視野で音楽学の基礎を理解します 。音楽学の領域を広くとらえながら、音楽学的な基礎的教養を身につけることが目標であり、また様々な異なるジャンルの音楽に触れることで、広い視野を身につけることも大きな目標です。さらに音楽学的な文章の書き方の基礎も学んでいきます。毎回異なる講師が登場し、それぞれの専門分野の講義を行い、実演を交える場合もあります。

  • 定期演奏会
  • コンチェルト定期演奏会
  • オペラ
  • 卒業論文要旨発表会