コース紹介

「映像表現・理論」「監督」「撮影・録音」
「演技」の4つのコースが、
それぞれ独自のカリキュラムのもとで
専門教育を展開しています。

映像表現・理論コース

映像表現・理論コース Theory, Scenario and Creative Image

理論・批評、シナリオ、映像の3つの専攻を軸に、映像の研究と創造の基礎課程を経てそれぞれの専門の研究、創作をします。理論の探究および、映画の基になるシナリオからアニメーション、メディアアートなど、さまざまな映像芸術の研究・企画・創作にアプローチしていきます。また、映像ビジネスに関する講座を充実させ、現在のものに対応した人材、新たな映像ビジネスを開拓していく人材の育成をめざします。

理論・批評専攻

古今東西の映画を観てその歴史や理論について学ぶと同時に、映画のさまざまな分析法を身につけます。さらに創作研究や脚本の基礎も学び、幅広い批評や研究を行うことをめざします。映画に対する総合的な知識や見方は、未来の映画ジャーナリストや映画研究者を育てると同時に、制作や配給などの映画ビジネスをめざす学生にも役立ちます。

シナリオ専攻

映画シナリオの創作を主とし、映画のストーリーとキャラクターという視点から映像芸術にアプローチしていきます。映画理論の学びと映像芸術について研究・創作し、シナリオの専門課程へと進みます。各国の神話、ギリシア悲劇、シェークスピア、おとぎ話やファンタジーなどの物語研究から、古今東西の映画のストーリー、キャラクターの研究、また映画のストーリーの構成上のアイデアを分析し、シナリオの方法論に近づき執筆します。

映像専攻

多層化する映像メディアを理解するための創作研究。劇映画やアニメーション、ドキュメンタリーなど、映像表現の基礎を体験する中で、段階的にデジタルイメージの生成を実践します。同時に企画立案やプレゼンテーションを通して、広く映像メディアを俯瞰する思考力を養い、メディアアート、ミュージックビデオ、コマーシャル、CG基礎なども理解しながら、新たな映像表現を実践的に探究します。

監督コース

監督コース Directing

ドラマ、ドキュメンタリー、アニメーションなどジャンルにとらわれず映像を用いた物語世界の構築がコースの基本理念です。そのための表現技術の習得や物語内容の追究を目的としてカリキュラムを構成しています。また、映画制作の世界は個人制作だけでなく集団創造の場という基本的な側面を踏まえて、スタッフワークなどの重要性を「撮影・録音」「演技」コースとコラボレーションしながら身につけていきます。映画の演出のみならず脚本や撮影、編集技法など幅広い知識を持ったクリエイターの育成を目的としています。

撮影・録音コース

撮影・録音コース Cinematography / Sound Recording

映画制作の根幹となる映像と音響の技術を習得するために、「撮影」「録音」の領域から実践的なカリキュラムを構成しています。1年次より、フィルム、デジタルの両面から各種の機材を用いた実習を中心として、表現技術のあり方を追究していきます。さらに、原理となる自然科学の知識を得て、より深い技術的教養を育みます。2年次以降は、「監督」「演技」コースとの共同作業を行い、照明技術や特殊撮影、仕上げ作業に至るまで幅広く実践力を培います。3年次からは適性や志望分野に専攻を絞り、作品制作や研究活動を継続していきます。

演技コース

演技コース Acting

映画俳優の育成をめざして、実践的なカリキュラムを用意しています。1・2年次には発声など演技の基礎訓練、音楽・日舞・洋舞などによる身体表現、感情表現などを通して、演じるために必要な基礎力を育成します。「監督」「撮影・録音」コースと実習作品/卒業制作などを制作することで、映像制作に関する知識や現場への理解を深め、脚本の読み取りから、役づくり、撮影やアフレコ作業といったさまざまな制作過程や、演技者としての日常訓練の方法を習得していき、映画人として必要なバイタリティーや体力、精神力を身につけていきます。

Activity|学科の活動

  • 映像表現・理論コースによる学生映画祭

    「日藝映画祭 移民とわたしたち」2023

    2023年で13年目をむかえた映画学科映像表現・理論コースによる学生映画祭。これまでに「映画祭1968」(2011)、「新・女性映画祭」(2012)、「監督、映画は学べますか?」(2013)、「ワーカーズ2014」(2014)、「ニッポン・マイノリティ映画祭」(2015)、「信じる人をみる 宗教映画祭」(2016)、「映画と天皇」(2017)、「朝鮮半島と私たち」(2018)、「スポーツの光と影」(2019)、「中国を知る」(2020)、「ジェンダー・ギャップ映画祭」(2021)、「領土と戦争」(2022)と開催してきました。

映画芸術学I・Ⅱ
授業のねらい

映画学科の根幹をなす講義で、映画学科1年次の全コース必修授業です。映画とは何か?ビジネスであり芸術でもあるという映画の両義性が果たす役割について、具体的な映像や文献を示しながら、映画の基本的な特性について学びます。他学科公開の授業です。

日本映画史I・Ⅱ
授業のねらい

Iは映画学科1年次の必修授業です。前期のI、後期のⅡに分かれており、Iでは、主として戦前までの映画の歴史を、Ⅱでは戦後を中心に学びます。I・Ⅱを通して、外国映画とは異なる日本映画独自の展開を理解することになります。他学科公開の授業です。

映像概論
授業のねらい

映像表現・理論コース1年次の必修授業です。映画以外のさまざまな映像メディアが存在する現在、映像というものの持つ特性や歴史について学び、映像メディアについての基礎的な教養を身につけるとともに今後の新たな課題も検討します。

映画演技実習I
授業のねらい

演技コースの根幹となる2年次の必修授業です。1年次の映画演技基礎で学んだ技術を、さらに発展させるために必要な感情の解放と集中を会得するための身体訓練を行います。また、既成の台本を用いて、役づくりの具体的な方法論を学びます。さらに、「監督」「撮影・録音」コースと合同で実際に作品を制作します。

アニメーションI・Ⅱ
授業のねらい

映画学科3・4年次を対象とした実習授業です。アニメーション制作を志す学生のための授業で、クリエイターの育成が授業の狙いです。実際に作品を制作することが目的であり、そのための技術的な手法を段階的に身につけていきます。

映画編集(監督、撮影・録音コース)
授業のねらい

「監督」「撮影・録音」コース3年次の必修授業です。編集機材の取り扱いは1・2年次に終えているので、作品鑑賞を通して「編集」という側面からの映画についての素養や、実作の指導を通して「編集」がいかに映画を成立させるものであるかを理解するとともに、表現技術を習得します。「映像表現・理論」コースを対象とした授業も開講しています。

シナリオ基礎
授業のねらい

映像表現・理論コース1年次の必修授業です。シェークスピア、ギリシア悲劇、民話などを題材に「物語とは何か?」について学びながら、シナリオを執筆するための基礎知識を身につけていきます。

映画演出I
授業のねらい

監督コースの根幹となる1年次の必修授業です。実際に短編の劇やドキュメンタリー作品の撮影・演出・編集を行うことで、人間感情の基本的な表現手法や、物語を映像として表現する際に考慮すべきことなど、映画演出の基礎を体得します。

映画技術I
授業のねらい

撮影・録音コースの根幹となる1年次の必修授業です。フィルム・デジタル両面の撮影機や録音機の取り扱いを基本として、短編の劇やドキュメンタリー作品を制作します。単に機器の取り扱いにとどまることなく、それらを用いることでどのような表現をなし得るのかを身につけます。

映画鑑賞批評I・Ⅱ
授業のねらい

映画学科1・2年生全コースを対象とした授業です。長編劇映画の名作はもちろんのこと、短編映画、文化映画、ドキュメンタリー映画、アニメーションなど幅広いジャンルの映画を鑑賞することで基礎的な知見を養います。また鑑賞後、映画に対する批評をレポートとして提出します。

録音研究I
授業のねらい

撮影・録音コースの選択必修授業です。大小さまざまな規模の録音スタジオを用いて、機材の取り扱いから録音、ミキシングなど実戦的にスタジオ・ワークを身につけます。

映画ビジネスⅢ・Ⅳ
授業のねらい

映像表現・理論コース3年次を対象とした授業です。前期のⅢ、後期のⅣに分かれており、Ⅲでは映画会社へのインターシップを通して、Ⅳでは学生が自分たちの手で映画祭を企画・運営することで、映画ビジネスの実際を学びます。