日藝とは 日藝賞

日藝賞

在学生、教職員などが中心となって選考する「日藝賞」は、著しく日藝の名声を高め、
その業績が社会に貢献し、芸術を志す学生に夢を与える人物に贈られています。

各界に多彩な人材を輩出していることで知られる日藝。特にメディアやクリエイティブの世界には出身者が多く、仕事を介して同級生や先輩・後輩と偶然に出会うケースも多いようです。そんな事実に着目し、校友とのつながりを深めるために創設されたのが『日藝賞』。全ての日藝出身者を対象にその年に最も活躍した人物を独自に表彰することで、出身者への敬意を表すとともに、在学生への励みとしています。まだ形になっていない表現への衝動を、よりよいカタチで表現してほしい。そのためのフックになれば…。そんな「遊び心」が現れた日藝ならではの賞なのです。

第13回 日藝賞

日藝賞は、日藝の校友とのつながりを深めることを目的として、2006年に創設されました。授賞対象は、中退者も含め、かつて日藝に在籍していたことのある人すべて。また、活躍分野は一切問いません。在校生、教職員、校友会役員などによる投票で候補者が選ばれ、日藝賞選考委員会が業績などを審議して決定します。

小野 大輔 声優

このような名誉ある賞をいただき、本当に光栄に思います。

思えば20数年前。当初目指していたのは映像制作でした。人と関わることが苦手だった自分はそこで挫折し、数少ない友人がいた音響制作の道へと。ラジオドラマ制作の最中、その友の何気ない一言が自分を声優へと導いてくれました。この賞はあの日々を共に過ごしてくれた、友人たちと共にいただいた賞です。そして放送学科にいながら役者を目指すという歩みを見守り背中を押してくれた、恩師のおかげでいただいた賞です。

日藝生であることを誇りに思います。本当にありがとうございました。

PROFILE

5月4日生まれ、高知県出身。

大学在学中からテレビやラジオの制作に携わり、その後2001年より声優として活動を開始。2005年TVアニメ『AIR』で初主演、2006年に『涼宮ハルヒの憂鬱』古泉一樹役で注目を集める。第2回声優アワード助演男優賞、第4回に続き第9回声優アワードにて2度目の主演男優賞を受賞。近年の代表作は『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ(空条承太郎)、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』(古代進)、『おそ松さん』(松野十四松)、『進撃の巨人』(エルヴィン・スミス)、『この世界の片隅に』(水原哲)。アニメに限らず映画『スティーブ・ジョブズ』(スティーブ・ジョブズ)、『パシフィック・リム:アップライジング』(ネイサン・ランバート)、『ワンダーウーマン』(スティーブ・トレバー)、『ドクター・ストレンジ』(モルド)、海外ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』(ジェームズ "ジム"・ゴードン)、『Glee』(フィン・ハドソン)など吹替えでも幅広いキャラクターで活躍をしている。故郷の高知県に馴染みが深く2010年に高知県観光特使任命され、2017年からは出身地の高知県佐川町の観光大使を務めている。

【主な作品】

●アニメ
『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ(空条承太郎)、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』(古代進)、『おそ松さん』(松野十四松)、『進撃の巨人』(エルヴィン・スミス)、『この世界の片隅に』(水原哲)、『涼宮ハルヒの憂鬱』(古泉一樹)など
●映画
『スティーブ・ジョブズ』(スティーブ・ジョブズ)、『パシフィック・リム:アップライジング』(ネイサン・ランバート)、『ワンダーウーマン』(スティーブ・トレバー)、『ドクター・ストレンジ』(モルド)、海外ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』(ジェームズ "ジム"・ゴードン)、『Glee』(フィン・ハドソン)など

日藝賞 歴代受賞者