日本大学芸術学部
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日藝賞第5回受賞者

第5回日藝賞

日藝賞は、日藝の校友のつながりを深めることを目的として、2006年に創設されました。中退者も含め、かつて日藝に在籍していたことのある人すべてが、その受賞対象です。また、活躍分野は一切問いません。在校生、専任教職員、校友会役員の投票で候補者が選ばれ、日藝賞選考委員会が業績などを審議して決定します。受賞者には、賞状と名前が刻まれた記念トロフィー等が贈られます。第5回となる今回は、小説家の林真理子氏と漫画家の青山剛昌氏が受賞しました。

授賞式は、3月11日の東日本大震災から間もない4月8日、芸術学部新入生歓迎式プログラムとして江古田キャンパスの大ホールで行われ、ご出席いただいた林真理子氏からは、壇上から受賞の喜びとともに励ましの言葉が述べられました。また、仕事の都合で残念ながら欠席された青山剛昌氏は、ビデオで心あたたまるメッセージを届けてくださいました。お二人には後日、学内で講演を行っていただきました。

林 真理子
Mariko Hayashi

林 真理子 氏
皆さん、今日はおめでとうございます。そして、このような素晴らしい賞を、どうもありがとうございました。今日、ここに来ながら「入学したのは20何年前だっけ?」と思っていたら、40年前だということが分かりました。皆さんは、これから日藝の仲間です。きっと私の前に、いろんなマスコミの中に入って、私の前に現れてくれると思います。その日を待っています。今日は、どうもありがとうございました。


1954年、山梨県生まれ。1976年、日本大学芸術学部文芸学科卒業。コピーライターを経て、1982年にエッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を出版。1984年からは著作に専念。以後、多数の作品を生み出し続けている。1986年『最終便に間に合えば/京都まで』で第94回直木賞受賞。1995年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞受賞。1998年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞受賞。現在、直木賞、講談社エッセイ賞、吉川英治文学賞などの選考委員を務める。

主な作品
●小説『ミカドの淑女』『素晴らしき家族旅行』『女文士』『不機嫌な果実』『anego』『野ばら』『アッコちゃんの時代』『もっと塩味を!』『六条御息所 源氏がたり』●エッセイ『「綺麗な人」と言われるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした』『いいんだか悪いんだか』●児童文学『秘密のスイーツ』●その他『生き方名言新書Ⅰ 林真理子』、ほか多数

青山 剛昌
Gosho Aoyama

青山 剛昌 氏
名誉ある賞をいただき、光栄です。いただいた賞金は、すべて東日本大震災の被災者の方々へ寄付させていただきます。日藝は、僕が高校時代にイメージしていた大学より、かなり自由でした。その日藝が、漫画で大学を描くときのベースになっています。僕はこの大学を、人を癒したり、楽しませたり、感動させたり、勇気づけたりすることを学ぶところだと思っています。新入生の皆さん、入学おめでとうございます。日本を勇気づけることを、これからしっかり学んでください。
1963年、鳥取県生まれ。1985年、日本大学芸術学部美術学科卒業。所属していた漫画研究部「熱血漫画根性会」の先輩(現・漫画家)阿部ゆたか氏の勧めで新人賞に応募。1986年、『ちょっとまってて』で小学館新人コミック大賞に入選しデビュー。以後、週刊少年サンデー誌を中心に作品を発表。1994年から連載中の『名探偵コナン』は、コミックス71巻を数えアニメーションやゲームにもなる大ヒットに。2001年、『名探偵コナン』で第46回小学館漫画賞(少年部門)受賞。

主な作品
●コミックス『まじっく快斗』『YAIBA』『青山剛昌短編集』『4番サード』『探偵ジョージのミニミニ大作戦』『ちょっとまってて』『プレイ イット アゲイン』『えくすかりばあ』『サンデー19show さまよえる赤い蝶』『さりげなくルパン』『名探偵コナン』●TVアニメ『剣勇伝説YAIBA』『名探偵コナン』●映画『名探偵コナン・劇場版』(第1作~第15作)、ほか