日藝とは 日藝賞

日藝賞

在学生、教職員などが中心となって選考する「日藝賞」は、著しく日藝の名声を高め、
その業績が社会に貢献し、芸術を志す学生に夢を与える人物に贈られています。

各界に多彩な人材を輩出していることで知られる日藝。特にメディアやクリエイティブの世界には出身者が多く、仕事を介して同級生や先輩・後輩と偶然に出会うケースも多いようです。そんな事実に着目し、校友とのつながりを深めるために創設されたのが『日藝賞』。全ての日藝出身者を対象にその年に最も活躍した人物を独自に表彰することで、出身者への敬意を表すとともに、在学生への励みとしています。まだ形になっていない表現への衝動を、よりよいカタチで表現してほしい。そのためのフックになれば…。そんな「遊び心」が現れた日藝ならではの賞なのです。

第18回 日藝賞

今年度第18回日藝賞にマルチアーティストのVaundyさんが選ばれました。
日藝賞は、著しく日藝の名声を高めその業績が社会に貢献し芸術を志す学生に夢を与える人物に贈られます。選考対象は、中退者も含めかつて日藝に在籍していたことのある人すべて。活躍分野は一切問いません。在校生、教職員、校友会役員などによる投票を基に決定します。

Vaundy マルチアーティスト

令和の始まりとともに入学し、そこから始まったのは普通の学生生活ではなくコロナ禍と向き合う生活でした。そんな中で仕事をしながら日々オンラインで授業を受けていたのを覚えています。
正直、従来の十分な大学生活とは言えなかったですが、私は入学するまでにしてきたいろいろな経験を持ってこの大学に入り、入学した後もたくさんの友人と出会い、卒業後の今でも一緒にものづくりに励んでいます。

アートに必要なのは技術ではなく説得力です。
ですが、説得力に大切なのは技術力です。
日藝はその技術力を高める場だと思います。
自分に力があると過信せず、貪欲に吸収していきましょう。
自分に自信をもっていいのは本番のときだけ。

これからも毎年現れる日藝生の誇りとなれる活動を、日藝賞を背負ってやっていきたいと思います。

Vaundy

PROFILE

Vaundy(バウンディ)。マルチアーティスト23歳。
作詞、作曲、アレンジを全て自分でこなし、デザインや映像のディレクション、セルフプロデュースも手掛けるマルチアーティスト。2019年春頃からYouTubeに楽曲を投稿開始。
「東京フラッシュ」「不可幸力」など、耳に残るメロディーを持つ、幅広いジャンルの楽曲を発表すると、瞬く間にSNSで話題に。サブスク令和時代の象徴的な存在として注目を集めており、13曲が1億回再生を突破、日本男性ソロアーティスト1位の記録を打ち出している。
2024年春現在、YouTube・サブスクリプションのトータル再生数は、61億回以上を突破。リリース配信楽曲は長期にわたりチャートイン。CM、ドラマ、アニメなど各方面で、タイアップ曲に多数起用されている。

開催したライブは全て即日完売。自身初となるアリーナ公演 日本武道館 2days 公演は26000人を動員。2023年春に開催された24公演から成る大規模全国ホールツアーは65000人、秋に開催した6大都市12公演のアリーナツアーは150,000人を動員した。2024年冬から2025年にかけて大規模全国アリーナツアーの開催も決定している。
2022年12月31日、第73回 NHK 紅白歌合戦に初出演。
2023年11月には、「strobo」より約3年半ぶりとなる全35曲入りの2ndアルバム「replica」をリリース。

【主な作品】

●CDシングル
『タイムパラドックス』(2024)

●配信限定シングル
『東京フラッシュ』(2019)、『不可幸力』(2020)、『怪獣の花唄』(2020)、『踊り子』(2021)、『裸の勇者』(2022)、『そんなbitterな話』 (2023)、『タイムパラドックス』(2024)ほか多数

●フルアルバム
1st『strobo』(2020)、2nd『replica』(2023)

●楽曲提供・プロデュースなど
『おもかげ』(milet × Aimer × 幾田りら)(2021)、『惑う糸』(菅田将暉)(2022 ミュージックビデオの監督も務める)、『逆光(ウタ from ONE PIECE FILM RED)』(Ado)(2022)、『くびったけ』(yama)(2022)、『いばら』(Ado)(2023)

日藝賞 歴代受賞者